cky355のブログ

日々、感じること・思うことを徒然に・・・。

「LOVE ファッション ― 私を着がえるとき」展

LOVEファッション展01

主催でもある“(公財)京都服飾文化研究財団<KCI>”さんと数度、業務を一緒に行ったこともあり、そのご縁で展覧会があるといつもご招待をいただいており本当に感謝しかない。今回、内覧会に伺えませんでしたので、平日の昼間にゆっくり拝見させていただきました。

“ファッションを愛する”という様々な視点で各Chapterに分かれており、私には“自身の心とファッションとの対峙”だと感じた。

今の混沌とした時代に生きる自分にとっての“ファッション”とは何なのだろう?と自問自答した時間でした。まぁ、考えるより先に求めるものがファッションなのかもしれませんが、自信の心の動きに応じてファッションへの感じ方も違う。

心の鏡以上に誇張され、想像が肥大化し、自己表現として纏うファッションは第二の皮膚と言われるが、私にとっては第二の心である。それは年齢を重ねても変化することなく、その瞬間瞬間を具現化してくれる魔法のアイテムなのだと思う。

LOVEファッション展02

LOVEファッション展03

何か大切なことがある時は、着用時にちょっと背筋が伸びる服を着るようにしている。自分への喝入れと、出会う人への自己紹介だったり、精神性を向上される意味といろいろな感情が入り混じるからなのだと思う。着用する服でその日1日のテンションも変わる。予期せずに心震わす洋服に出会えた時に笑みがこぼれる瞬間は、至福の時である。

LOVEファッション展04














そう思うのは、私が単に“ファッションバカ”なのだと思いますけどね。w

<記憶の断片>新しいカレンダー

新しいカレンダー

どこかで聞いた言葉

誰かと見た景色

遠くの記憶を遡るより

クリアにして鮮度を上げる

 

老いる虚しさと比例して

無駄な記憶と恐れる頻度が増していく

古びてちっぽけなプライドが

正確なフォルムを歪ませる

 

減退する高揚感に失われる感覚

この時代だからこそ現れる

見聞きしたことのない事象に

錆びた感覚が悲鳴を上げる

 

一人では得られない

偶発の確率を探る

コスパ・タイパを超えて

みまごうばかりの体験を

 

あの頃の思考回路にさよならを

今なりの自分に挨拶すれば

今まで気づかぬ箱が開かれる

これからのカレンダーが

しかるべき道へと導く

 

 

画像提供元:Pexels