主催でもある“(公財)京都服飾文化研究財団<KCI>”さんと数度、業務を一緒に行ったこともあり、そのご縁で展覧会があるといつもご招待をいただいており本当に感謝しかない。今回、内覧会に伺えませんでしたので、平日の昼間にゆっくり拝見させていただきました。
“ファッションを愛する”という様々な視点で各Chapterに分かれており、私には“自身の心とファッションとの対峙”だと感じた。
今の混沌とした時代に生きる自分にとっての“ファッション”とは何なのだろう?と自問自答した時間でした。まぁ、考えるより先に求めるものがファッションなのかもしれませんが、自信の心の動きに応じてファッションへの感じ方も違う。
心の鏡以上に誇張され、想像が肥大化し、自己表現として纏うファッションは第二の皮膚と言われるが、私にとっては第二の心である。それは年齢を重ねても変化することなく、その瞬間瞬間を具現化してくれる魔法のアイテムなのだと思う。
何か大切なことがある時は、着用時にちょっと背筋が伸びる服を着るようにしている。自分への喝入れと、出会う人への自己紹介だったり、精神性を向上される意味といろいろな感情が入り混じるからなのだと思う。着用する服でその日1日のテンションも変わる。予期せずに心震わす洋服に出会えた時に笑みがこぼれる瞬間は、至福の時である。
そう思うのは、私が単に“ファッションバカ”なのだと思いますけどね。w