むせ返す夏が 僕らの細胞を揺り動かす 日常ではないことが できる錯覚を意味もなく 植え付けていく 行ったことのない場所 出会ったことのない人 初めてであればあるほどに テンションを上げる高揚感 無限に広がる未知の世界 無限に知りたい好奇心 有限なのは金だけで なんでも出来ると細胞が 騒ぎ出す 思考... 続きをみる
細胞のブログ記事
細胞(ムラゴンブログ全体)-
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最初は聞こえないくらい 今は確実にその音を増す 僕に近づく足音 歩幅は変わらず 一定のリズムを刻む 忍び寄るわけではなく 僕が近づいているのか 錯覚に陥っていく 追い抜かれそうになると 一瞬の静けさの後に 全身に生暖かい温度を感じ 足音が消えたことに気づく そして分岐していた もう一人の自分の記憶... 続きをみる
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一つのことに全力を尽くせたあの日 なんでもトップギアで挑んだあの頃 目に映るものが輝き 耳にするものが細胞を震わせた 大切な時間を奪っていった 諦めと失望が増殖したあの時 視界を狭めて見ないふり 綺麗な言葉にウンザリしてた イカれた心は平常心に占領され 人の顔色ばかりを伺い 異世界の自分に乗っ取ら... 続きをみる
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<記憶の断片>incompetent person ~無能の人~
初めは皆、無能の人。 歳月をかけて経験を積み、 有益な知識を得ていくのであろう。 失敗を恐れる必要はない。 一つ一つを身に纏い、上昇する。 初めは皆、小さな細胞の一つ。 画像提供元:Pexels