<記憶の断片>多色蛍
何かを忘れるように
踊り狂う僕
忘れさせないスポットが
僕の姿を露わにする
言葉が旋律に乗り
第六の感覚を開花させる
もう一人の僕が目覚め
スタートラインを踏み締める
怯えることもなく
振り返ることもない
何も知らない子供のように
望むがままに好奇心を
広げていく
多色蛍が舞い飛び
過去の傷をカモフラージュする
仮初の癒しなのか
永遠の忘却なのか
誰にもわからない
ただ見えてくるのは
フラッシュバックするリズム
血液が逆流するほどに
湧き上がっていく
感情のみが先を知る
画像提供元:Pexels
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。