<記憶の断片>表面的景色
知らない街から知らない街へ
あてもなく路線バスに乗る
移りゆく車窓の景色
内を知らなければ
美しく優しい景色
笑って話せる景色の中の人
はぐらかすこともなく
二度と会わない背景が
真実を知らせてくれる
景色の中に入れない僕は
優しい言葉と好奇心だけを
全面にだし 小綺麗な言葉を
紡いでいく
街から街へ
遠くて近いのかもしれない
深い会話はなくとも
迎え入れる錯覚をくれる
あの街 この街
今日も僕の知らない街は
いつものように動いている
古い日記をめくるように
美しく優しい景色だけが
記憶を埋めていく
画像提供元:Pexels
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