cky355のブログ

日々、感じること・思うことを徒然に・・・。

<記憶の断片>護送列車

護送列車

求めた空に現れる
望まない群れなす蝶
集合体の恐怖と
ビジュアルの威圧感


無意識に集まる同種の
意識的な同一性
嫌なら見なければいい
それでも見てしまう
裏腹な常習性


微妙な距離感を保ち
傍観する虚無な時間


車内を見渡すと
座席には黒と紺を纏う
人々の列
一応に下を向き
行先のわからない
護送列車のようだ


誰に頼まれた訳ではなく
自分が望んでるかも分からずに
今日をこなす日々の連続



画像提供元:Pexels