<記憶の断片>二つの炎
この胸にある
今にも消えそうな灯火は
非凡な日常が仕掛けた
慣れの果て
この胸を焦がす
得体の知れない小さな火は
ある日 突然 僕の中に
やってきた侵入者
色も形も違う
二つの炎が
干渉せずに共存を
求めている
二つの炎が僕に
問いかける
「元気かい?」という
禅問答
全ての感情を消して
二つの炎に問いかける
「何のために?」という
逃げの例題
いつか回答が出る頃には
アルカディアの一片を
見れるのだろう
夢の中でのみ知る
自分だけの理想郷
画像提供元:Pexels
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