<世間話>色づく街
事務所近所に、地元民が癒やしを求めて集う大きめの公園がある。
公園内には、池あり、汽車あり、茂る木々があり、、、となかなかの場所で、僕も近くに用事がある時は、この公園の中を歩いて目的地に向かっている。
公園内の木々が、夏を超えてだいぶ大きくなり、昼間なのに日陰の場所も多くなっていた。夏の間はちょっとした避暑地にもなっていたのだろう。今月の頭くらいには、公園内がグリーン一色だった。上には木々の葉っぱ、下はうっすらと苔も見えていた。“グリーンは目に良い”と聞くので、ぼ~っとグリーンを見つめる時もあるが、四方をグリーンに囲まれると、“僕は今、どこにいるんだ?”という錯覚を起こしそうだ。もう季節は秋を迎え、公園内の紅葉は、徐々に紅葉していくのだろう。このグリーンもイエローからレッドへと変化し、公園に来る人々を楽しませるのだと思うと、その日に見た色を記憶にとどめたいという衝動に駆られる。ただ、四方を同色で囲まれるのはほんの一瞬の時期だと思うと、“儚いから美しい”と感じるのだ。
グリーンのグラデーションが美しい初夏の公園は、今しか楽しめない美術館。
造形ではなく“色”だけに集中し、心に止めたい。
そんなことを思いながら、次の場所へと移動しました。
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