<記憶の断片>時間を生きる
速度の遅いサーキュレーターのように
俺の頭の中の感情が逃げ場を探して
クルクル回る
目を奪われる光の閃光に
拡散されていく表面的な
俺の本性
不要なモノだけ
削がれていければ
五感のみで判断する
真っ白な俺が出来上がる
このまま 今のまま
遠くで聞こえる遠吠えが
幾重にもこだまする
変わる心は止められない
時計はすでに動き出している
失うことで得るものが
そこにはあるのだ
俺を狂わす誰かから
俺が俺を救っていく
誰にも見せない疲弊
誰にも聞こえないため息
全てを捨てて
思い出の中では生きていけない
画像提供元:Pexels
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