cky355のブログ

日々、感じること・思うことを徒然に・・・。

<記憶の断片>街の夜明け

街の夜明け

もう顔や名前を覚えることもいらない
同質化された顔のない物体が
浮草のように移動する街


電子ボードに心奪われて己を失い
同調圧力に身を委ねて
目的もなく彷徨っていく


やりたいという意欲
知りたいという好奇心


溢れすぎた情報が氾濫し
街の至るところで
拾われるのを待っている


全てを捨てて
身軽になれば
薄っぺらい情報は消えて
深掘りしたい衝動が蘇る


街の夜明けは
もっと身近にあるのかもしれない



画像提供元:Pexels