<記憶の断片>ロンド
手を伸ばして得れるもの
誰でも手に入れられるありふれたもの
姿すら見えないベールに包まれたもの
望む意思次第で向こうからやってくる
もしも手にすることができても
永遠は一瞬となって
次を求めて 彷徨い歩く
一人きりで悩んでも
喉が切れるほど叫んでも
目の前には現れたりはしない
音が吸われ 静寂が訪れる頃
流線型の光が湖畔を照らす
鏡面に照らされ現れる
草花と話し 空を仰ぎ見る
軽やかに舞うロンド
全てに宿った命との共鳴
夢から覚めた夢のよう
儚き蜻蛉のように
僕の心を惑わしていく
画像提供元:Pexels
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