cky355のブログ

日々、感じること・思うことを徒然に・・・。

<世間話>中野・紅葉山公園で感じる日本の四季

紅葉山公園01

買い物をしに、JR中野駅の方へ徒歩で向かった。
途中、“紅葉山公園”という機関車が展示された公園がある。横を通って~と思っていたら、歩道沿いの紅葉の木がすっかり紅葉していて多くの通行人が写真に納めていた。


僕もちょっと寄り道。


多くの木々が植えられているが、この季節になると“やっぱり、紅葉の木が多いなぁ~。”と感じる。これは、春になると至る所で桜が開花し、“日本ってこんなに桜の木が植えられているんだなぁ~。”と気づくことに似ている。公園内は鬱蒼とした木々で夏は良き避暑地にもなるが、大きく成長した木々によって晴れた日でも、少しだけ薄暗い。公園内には、水場もあって、風光明媚な光景を演出してくれている。
1周しても、大したことはない距離なので、紅葉した木を眺めるように散策してみた。

紅葉山公園02

紅葉山公園03

紅葉山公園04

すると、地元のマダムに
「本当にきれいね!」と声をかけられた。


「本当ですね。 紅葉山という名前だけあって、本当にきれいですね~。」と。


「あっちにはね、下から見ると色のグラデーションが楽しめる場所もあるのよ。」と教えてくれた。


「あ!いいこと聞いた!行ってみますね!」と会釈をした。


彼女は、紅葉し、地面に落ちた形の良い紅葉の葉っぱを拾い上げてコレクションしてくるようだった。なので、邪魔にならないように、彼女が教えてくれた背の低い紅葉の木があるスポットへ移動した。

紅葉山公園05

紅葉山公園06

公園と歩道の境界のような場所であり、公園の入り口にもなっているスポット。
ここでも多くの人が写真を撮っていたが、心の中で“ちょっとお邪魔します!”と言いながら、いろんな角度から今の季節ならではの“赤のグラデーション”をぼ~っと見ていた。常緑樹の緑と燃えるような赤が、自然が描く美しい色彩に息を飲む感覚と、同じ紅葉の木なのに、紅葉前と紅葉後の枝を見る不思議な感覚。

紅葉山公園07

少し歩くだけで、このような美しい景色を見ることができる。
自然のものだからこそ違和感がない、しかし、ハッとするような組み合わせの色使い。
体感では、薄れていく四季感ではあるが、気温とは別の自然は、ちゃんと四季を刻んでいる。日常にある何気ないことで、なんか得したような気分になった買い物途中での一幕でした。