<記憶の断片>一時間前
諦め顔が充満する街
少し伸びた髪をかきあげて
うんざりした気分の
捨て場所を探す
ルーフを開けて
気分を上げて
不要な気分が吹き飛べばいい
無駄な思いが降り落ちればいい
いくら考えても出ない答えを
求めてみても
自分の思考が回転するだけで
その間にも世界は動いてしまう
一時間前の自分は
もうどこにもいない
常に生まれ変わり
常に止まらないグルグルの思い
全ての根源は目先
遠くを見れば景色は変わる
近くて果てしない
この少し先の世界が
僕を待っている
いまかいまかと
到着を待っている
画像提供元:Pexels
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