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<ファッションの話>ウールに潜在するサステナブルの可能性<機能性編>

ウールのサステナブル05

今回は、90年代半ばくらいまではサマーウール等、春夏にもキチンとしたスタイルには欠かすことのできなかったウールですが、合成繊維の機能面向上により市場から忘れられてしまった感があります。昨今では、この機能性を改めて見直し、本格的なスポーツやアウトドアメーカーがウール本来の機能を活かした製品をリリースし、ユニクロまでもがスポーツを意識したインナーとして昨年、販売しました。「ウール=秋冬」という固定概念を今一度、その天然に存在するからこその機能性を列挙したいと思います。


【機能性】
ウールは環境によってさまざまな機能を発揮してくれる素材で、まず注目すべきは「吸放湿性」。 ウールは自重に対して最大35%もの水分を繊維自体で吸収することができますが、これは数ある繊維の中でも非常に高い数字であり、コットンの約2倍です。 またウール繊維が吸湿することによって発熱し、生地が厚い場合はこの熱が保たれます。 これが、ウールは暖かい素材と言われる理由です。 一方では、あまり知られていませんが吸った水分を水蒸気として放出し、体から気化熱を奪うことで、高くなりすぎた体温を適温に下げる役割も果たします。 環境によって温かくもなるし、涼しくもなる。 ウールが持つ「吸放湿性」が、着用者の身体の温度調節を助けて、快適さを維持してくれます。なので、昨今ではスポーツの際に一番、肌に近い部分のインナーとしての使用が注目されている。肌に優しくスポーツ時の汗を放出することで耐臭効果も期待され、スポーツ後にはウールの持つ保温力で体を冷やすことなく快適な状態を保ってくれる。以下、ウールマークHPよりウールの持つ特性と照らし合わせることで納得できる効能である。


*吸放湿性・・・
メリノウールは最も吸放湿性に優れた繊維の一つです。 ウール繊維は湿気を大量に吸収し、大気中に放出させることができます。


*温かく涼しい・・・
メリノウールは体温の変化に反応するアクティブな繊維です。


*耐臭性・・・
メリノウールは湿気を吸収するため、身体に残る汗の量をより少なくします。 さらに、メリノウールは汗のにおい分子を吸収し、洗濯時まで閉じ込めてくれます。


*素肌に優しい・・・
メリノウール繊維は非常にきめ細かいため、より硬い従来のウール繊維よりはるかにしなやかです。


*天然の伸縮性・・・
メリノウール製の衣類は着ている人の動きに沿って伸縮し、その後また元の形に戻ります。


*汚れにくい・・・
メリノウール繊維には、しみの吸着を防ぐのに役立つ天然の防護外層があります。 さらにメリノウールは静電気を起こしにくいため、ホコリや糸くずもつきにくい。


<キーワード>
・ウールの機能性
・スポーツインナー
・吸放湿性
・温涼兼備
・耐臭性
・素肌に優しい
・汚れにくい


ウール混ユニクロカットソー

ユニクロ・・・ウールブレンドドライTシャツ
<本体>ポリエステル62%/ウール38%
   (ポリエステルの内、38%はリサイクルポリエステル繊維を使用)


ワークマン ウール混アンダーウエア

ワークマン・・・メリノウール ボクサーブリーフ
<本体>ポリエステル50%/ウール50%
    <ウエストゴム部分>ナイロン60%/ポリエステル50%


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《各編での全ての参考文献》
・Wikipedia HP
・環境省 HP
・コトバンク HP
・化粧品原料事典 HP
・ザ・ウールマーク・カンパニー HP
・鈴憲毛織(株)HP
・繊維学会誌 第75巻 第10号
・(株)トーア紡コーポレーション HP
・ヤンマーホールディングス(株) HP

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画像提供元:Pexels