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<ファッションの話>ウールに潜在するサステナブルの可能性<オーガニック編>

ウールのサステナブル02

ここでは、一般的なオーガニックウールの基本概念に基づく規定項目を紹介します。


1) 牧場と土壌
羊が放牧される牧場の土壌の中に残留する化学物質を測定し、規制されている薬剤の種類と量をモニタリングし、一般的には3年間にわたり連続して測定し、検査基準をクリアしているかの経過観察が行われる。万が一、規定されている薬剤が基準値を超えて確認された場合は、その薬剤が完全に土壌にて分解し消失される期間を数年追加して連続測定が行われることになる。


2) (羊の体内入る物としての)飼料、サプリメント、薬剤(羊の体内入る物として)
1)においては、牧場においての薬剤が対象であったが、2)では羊自体に与える飼料やサプリメント、薬剤について、規定に準拠した物が羊に与えられていることが条件となる。無論、遺伝子組換え等も規定されている。良い環境で育つ羊であっても病気にかかってしまうことがあるが、その際にも、規定に準拠した薬剤しか投与することはできない。この部分では、羊自体の自然治癒力に依存する部分が多くある。


3) ウールに残留する化学物質
牧場や羊自体への薬剤や化学物質ではなく、羊毛に付着する化学物質も測定される。
規程される物質は以下のようなものが主流。
*有機塩素化化合物系
*有機リン酸
*合成プレスロイド
例え、牧場や羊自体への薬剤や化学物質に拝領していても、近隣で農作物を生産する田んぼや畑があると散布された薬剤が風に乗って羊毛に付着したり、牧羊犬しかり他の動物と触れ合いや人の衣服や靴底等、羊毛に薬剤が付着するケースは多々ある。また、羊毛を刈り取る際の機具や刈り取った後の羊毛の保管など等、細心の注意を払う必要がある。


4) トレサビリティ
牧場で羊毛が刈り取られ、最終製品になるまでのサプライチェーンでは多くの事業者が存在し細分化されている。このサプライチェーンの中で、他の原料や製品と混在しないように管理することが重視されている。


<注目キーワード>
・オーガニックウール
・徹底した管理牧場
・トレサビリティ


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《各編での全ての参考文献》
・Wikipedia HP
・環境省 HP
・コトバンク HP
・化粧品原料事典 HP
・ザ・ウールマーク・カンパニー HP
・鈴憲毛織(株)HP
・繊維学会誌 第75巻 第10号
・(株)トーア紡コーポレーション HP
・ヤンマーホールディングス(株) HP

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画像提供元:Pexels