<世間話>閉鎖される市民プール
4年振りに市民プールへ行きました。
特にこの埼玉県さいたま市「沼影市民プール」に来たのは、10年振りくらいでした。
どうして、このプールへ来たのか?
そう、ネットで閉鎖になる!という情報をキャッチしたからだ。この市民プールには、昔よく、友人と「安いのに充実してる!」ということで来ていた。
そんな公営プールはいくつか行っていたが、電車で行ける範囲内でここは格別に安かった!
久しぶりに入場したが、内装も何も変わらない。変わったのは、入場券は事前にセブンイレブンでチケット購入しないと入れない!ということくらい。(ちょっと市民プール入るのに、セブンイレブンでチケット購入するの?とは思ったが。w)
確かに老朽化はしているが、それが公営プールだと俺は思っている。綺麗なプールに行きたいなら、ホテルのプールや企業が営業するプールへ行けば良いと思う。
男子用更衣室に入る間も、ちびっ子が走り回り、楽しげな親子が微笑ましく見える。更衣室内も親子が楽しげに話している姿が印象的であった。
いざ、着替えを終え、プールエリアへ向かうと初めてここのプールに来た時には、全くなかった個人使用のテントが今では、当たり前のようにプールサイドに並んでいる。ファミリーで来ている方を見ているとその意味も理解するが、カップルや友人同士で来るのに必要? 日焼けしたくないのに公営プールに来るか?と思いたくなる。(だいたいプールスタッフに注意されているのは、テント所有者で持ち込み禁止物の持ち込み注意!がほとんどだ。要は隠し場所にしているじゃないの?と言いたい。)
そんなテント村?を通り過ぎ、少しだけ空いたスペースに持参のバスタオルを敷いた。
このプールには、室内の競技用プール、室外の競技用プール、流れるプール、ちびっ子プールがある。それ以外に、小さなスライダー2種があり、常にファミリーや友達同士の小中学生で溢れている。単独のおじさんである俺は、暑くなると流れるプールに身を任せて涼み、疲れるとバスタオルに横になる。腹が減ったり、喉が渇けば、プール内のショップで購入する。一日中いる訳ではないが、 “夏”を感じるには充分である。
これで最後かなぁ~。
と思いながら、着替えを終え、出入り口のある1Fへ降りると(俺としては)目立たない場所に“沼影市民プール 継続営業の署名”の記載台があった。俺の後ろにいたファミリーのちびっ子が、「あれ、な~に?」と母親に質問し、母親が子供にわかりやすく説明していたが、そのちびっ子が、「嫌だ!プールなくなるの嫌だ!!!」と叫んでいた。すると母親が「じゃぁ~一緒にお名前書こうね!」と話していた。
この会話を聞き、県外の人間だけど“俺も!!!嫌だ!!!”と思い、署名させていただきました!w
この「沼影市民プール」を出ると目の前に今は懐かしい“駄菓子屋”が現役で営業されている。いつも、このプールに来ると帰りにソフトクリームを食べるのが習慣だった。しか~~し!昨日は、店内に入るのも難しい程、人だかりになっていたので、おっさんが並ぶよりもちびっ子にこの経験を刻んで欲しい!と思い、“駄菓子屋”を横目に駅に向かったのだった。
本当に、今年で最後なのだろうか。。。
どうやら、少子化に伴い、近くの小学校や中学校を1つにまとめるのにあたり、この「沼影市民プール」の土地が有力地になっているようだ。でも、このプールに来ているちびっ子を見ていると、大切な夏の思い出を失うことになるではないか?と思った。どうやら、この「沼影市民プール」は創業52年とのことで、すでに俺のように大人になった方々も最後を惜しむように今年は!とプールに来ているようだった。近隣の住民にとっては、年齢関係なく大事な場所だと思うんだけどなぁ~。っと。
いろいろな思いが錯綜する夏の日の1ページでした。
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