<記憶の断片>アンテナ
瞳を閉じて聞こえる囁き
甘く切なく香る
心を閉じて見えてくる景色
幻影にも似た穏やかさ
今の僕にはそれが
聞こえない
見えてこない
夜を超えただけの流れ作業
支えていた深層心理が
作られたものかもと
疑う哀れな抜け殻
それでも眩しい朝日を浴びれば
呼び起こされる平常心
諦めてしまうことは簡単
己を失わずに前を見る決心
途方に暮れて
道標を見失っても
本能を頼りに
前方を感じ取るアンテナを
捨ててしまっていなければ
やがて霧は晴れていく
最終便に間に合えば
それでいい
画像提供元:Pexels
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