<記憶の断片>優しい言葉
優しい言葉をかけないで
信じがたいものを
信じてしまう今は
雨上がりの夕暮れは
一人で物思いに耽るのに
ちょうどいい空気を運ぶ
過去も未来も
自分じゃない自分のものなら
僕は瞬間を移動する
影のないエキストラ
風に吹かれても
雨に打たれても
就寝の度にリセットし
空を舞うエキストラ
むせ返すアスファルトの匂い
我に変える僕は
無意識に走り出す
涙を誘うレトロな街並みも
振り返らずに
呼吸するように走る
優しい言葉じゃなくて
楽しみのリズムが響けば
明日の自分が無意識な笑みで
迎えてくれる
画像提供元:Pexels

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