<記憶の断片>塵星の囁き
北極星を見れば
失わないと教わった道
僕のため息が塵星になって
行方を妨げる
人との比較でしか納得しない
人を落とさないと確認できない
怪物たちが闊歩する
美しく調和がとれた世界
割れたガラスが導く
無表情と自己満足への道
思考が停止して
ひたすら待ち侘びる
誰かの第一声
鏡を知らない生き物は
自由自在に形を変えるエイリアン
目を閉じて耳を澄ませば
聞こえてくる
塵星になった僕の囁き
はみ出してもいい
出てしまったら
出切ってしまえ
己の答えは
常に己の中からやってくる
ぬるま湯を好まず
自分の人生を謳歌する
逸れものの反乱
画像提供元:Pexels

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