<記憶の断片>流されない思い
嫌いなものを嫌いと言えない
好きなものも好きとは言えない
生笑いの数が増えていき
呼吸が浅くなっていく
言葉にできない思い
覚えていないといけない状況が
雪崩のように増えていく
笑顔を失い
言葉を飲み込み
顔のない生き物が
街を闊歩していく
綺麗な涙を流す天使が
悲しみの海に溺れていく
何か一つ 無駄でも一つ
譲れないものに出会えれば
流されない思いが蘇る
自分の中には存在しない
まだ見ぬ誰かがくれる
小さくて大きな一つ
画像提供元:Pexels

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