<記憶の断片>大人
黄昏て吹っ切ることに
もう慣れてしまった
停滞する時間が延びて
虚しさの空気が肥大化する
幾つの季節を越えれば
この気だるさから抜け出るのか
知るものは自分以外いない
思い描いた未来が姿形を変え
それが望んだ世界だったかも
理解するには時間がかかりそうだ
支えるもの 支えられるものが
逆転する未知の領域
それでも一人でなければ
いつのまにか異変が必然になり
何もなかったように
ひとときの穏やかな時間が流れていく
そんなことを繰り返すことが
大人になるということなのか
誰も教えてはくれない
画像提供元:Pexels

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