cky355のブログ

日々、感じること・思うことを徒然に・・・。

<記憶の断片>突然の使者

突然の使者

出会っては別れていく

別れた傍らで出会っていく

繰り返す接点が

線上になり感情を失っていく

 

込み上げてくる悲しみも

湧き上がる喜びも

人は慣性の海に溺れていく

 

それでもグルーラグーンを抜けて

日の光が海底を照らせば

「もう一度」と呪文を唱える

 

捉えた眼差しが囁き

「やっと逢えたね」と魔法をかける

森を抜け 草原に出れば

いつもと違う感情を抱かせる

 

いつでも

どこでも

突然は姿を表す使者の到来に

響き渡る鐘を鳴らす

 


画像提供元:Pexels