<記憶の断片>リフレインの奥
右から左に囁く声がする
「忘れるな」とリフレインする
誰もいない道の真ん中で
僕は立ちすくむ
男でも女でもない
静かで騒がしい
モスキート音のように
リフレインしていく
多様性の元に
複雑化する思考
何でもありで何もない
美しい凶器
質問は受け付けない
したり顔の解説者が
放つ独演会のように
リフレインが迫ってくる
隠されたコードを
見つけ出し
負のオーラを解除する
チャレンジャーの如く
耳を澄ませば
モスキートの奥にいる
コアを捕まえる
画像提供元:Pexels

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