<記憶の断片>名もなきエキストラ
君のために強くなると
決めた僕の決意が咲き乱れ
攻略法のない仮想敵を
打ち負かしていく
始まってしまった物語は
インパクトのある絵面で
観客を魅了する
君が望むのなら
最後がハッピーエンドじゃなくても
幾重にも重なる困難を
僕の信念で打ち砕く
エスカレートする監督は
狂気に満ちた台本を
書き換えていく
代弁者もいない
代役もいない
求められるがままに
心が崩壊していくようだ
ラストシーンはせめて
君の前でアドリブを
願っても無駄な僕は
名もなきエキストラの一人
画像提供元:Pexels
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