cky355のブログ

日々、感じること・思うことを徒然に・・・。

<Plog/パワスポの話>出雲の旅手帖05~熊野大社・八重垣神社~

熊野大社01

熊野大社~八重垣神社 
 出雲国一宮である熊野大社。国史によると851年に建立され、中世には熊野信仰の影響を受けて「上の宮(熊野三社)」と「下の宮(伊勢宮)」に分かれたが、1977年に上古の名前を回復する形で現在の熊野大社と改称した歴史ある神社。火の発祥の神社として「日本火出初之社」(ひのもとひでぞめのやしろ)とも呼ばれているらしい。非常に男性的で力強い神社だと感じた。境内にある小さな池があり、立派な錦鯉や金魚が優雅に泳いでいるのが印象的だった。観光客は誰もおらず、静まり帰った境内は一歩入ると包み込むような安堵感がある。何をする訳ではないが、心配ごとを聞いてくれそうな何とも言えない空気感だった。

熊野大社02

熊野大社03

さらに、小泉八雲でもその名が有名となった「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」と詠んで櫛稲田姫との住居を構えたという須賀(現在の雲南市大東町須賀)の地(須我神社)に「佐久佐神社」の名称で創建され878年に正五位上の神階を授かり、1878年に八重垣神社に改称した歴史ある神社。

八重垣神社01

パワスポ好きの間では「縁結び」の神様として有名であるが、「縁結び=縁切り」でもある。特に境内を抜け小川を通ったところにある「鏡池」で恋愛占いをする参拝者も多いが、鏡池手前にある御神木があまりにも魅力的過ぎた!非常に神秘的なエリアで多くの音を吸い込むような風も吹かない神聖な場所であった。一方、境内の方には“縁結び”で有名なだけあって、その前に参拝した熊野大社とは対照的で、割と小さな境内であったが、多くの社が整然と立ち、社務所では以上に“和”を感じる、お守りや雑貨等が販売されているが、色数を抑えた品々はとてもセンスがあり、女性受け間違いなし!といった感じ。全体的に非常に繊細な作りと色彩は女性的であり、優しさに包まれている雰囲気であった。

八重垣神社02

八重垣神社03


ーVol6へ続くー