cky355のブログ

日々、感じること・思うことを徒然に・・・。

<記憶の断片>人の思考

人の思考は、果てしない。
意識した思考、無意識な思考。これは、意図的なものなのか、本能的なものなのか。
1つが浮かぶと次の選択が無限に広がっていく。
1日の始まりと終わりに何を考えるので、その日の色彩が決まっていく。
今日は、何色だったのかな?


画像提供元:Pexels

<世間話>選挙で誰でもが手にする投票用紙の秘密


選挙の際に会場で手渡れる投票用紙、、、実は特殊な紙だって知ってましたか?


あの紙は、東京都千代田区に本社を置く合成紙メーカー「株式会社ユポ・コーポレーション」が製造しているその名も“ユポ”という合成紙なのです。
本来「紙」は木材の繊維をほぐした「パルプ」が原料であるのに対し、「ユポ」は「ポリプロピレン樹脂」が原料になっているとのこと。この「ポリプロピレン樹脂」を引き延ばして、紙状にすることで微細な穴が無数に開いたフィルムのような構造になるそうで、この無数に空いたフィルムに、鉛筆で書く際に削れる黒鉛が入ることでくっきりときれいな黒色が表現されるそうです。なので、選挙の際に投票所で常備されているのが鉛筆なのですね。この原料から見ると鉛筆以外に油性の筆記具であれば字が書けるが水性の筆記具だと染み込まないということもあって選挙では、「鉛筆または油性の筆記具」というのが通例になっているのではないでしょうか?
この「ユポ」は1986年から販売がスタートし、地方自治体から広がり、2021年に行われた衆議院選挙では全都道府県で使用されたという選挙にはなくてはならない「紙」になっている。
そして前述のようにきれいに字が書けるだけではなく、原料が「ポリプロピレン樹脂」であることにより、通常の紙のように容易く切ることが出来ず、開票時の不正も防止する結果になっているように思う。やはり日本の繊細な技術はスゴいです。


ここでちょっと笑えるような、笑えないような実話を一つ。
もう10年以上も前に、TVかWEBで「投票用紙の文字は消せる!」という映像を見たことがある。実際に投票用紙に書かれた文字が、コンパクトなスキャナーのような機械を通すことで綺麗に消えていた!前述の“ユポ”導入前なのだと思いますが、見事に鉛筆や水性ペンで書かれた文字が消えていたのだ。その映像で「油性は消せない!」とやっていたので、それ以降は必ず油性ペンを持参して投票していた。そして、この数年の話ですが、、、。
投票用紙を渡される際の様子を書きます。


スタッフ:こちらのペンを使用ください!
俺:え~っとご持参のペンで良いですか?
スタッフ:え?
俺:封書にもご持参のペンは大丈夫と書かれてましたけど。。。
スタッフ:はぁ~。。。
俺:ダメなんですか?ダメならこの鉛筆で書きますけど。。。
スタッフ:見せてもらって良いですか?
俺:え? 市販のものですよ。はい、どうぞ。
スタッフ:ん~。
俺:ダメならダメと言ってもらっていいんですけど。
スタッフ:このペン、どこがおじさんのペンなのですか?
俺:は??? おじさん?
スタッフ:はい、おじさんのペンってどんなペンなのかと。。。
俺:“ご持参“とは言いましたが、“おじさん“とは言ってません!
  もういいです。この鉛筆で書きます。でも、鉛筆って消しゴムで消せますよね、、、。
スタッフ:はぁ、、、。すみません、ではこの鉛筆で。。。


と、結局、鉛筆で書かせるんかい!と思ったことがありました。
実はこの選挙の後に行われた選挙でも、油性ペンを持参したら、微妙なリアクションだったので、投票用紙交換券と一緒に入った“投票に当たっての“注意事項”の筆記具の部分(すでに赤線を引いていた)を見せました。マニュアル通りの業務なのでしょうが、筆記具はマニュアルに書いてないんかい!と思いました。


俺だって、“おじさんのペン”見てみたいわ!!!w


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