<記憶の断片>夢か現か
仰ぎ見た空が美しくて
例えようがない色彩と
味わったことがない空気
タイミングを合わせたように
現れた夢か現の世界
疲れすぎた意識の中で
非日常を探す右脳が生み出す
摩訶不思議な世界
壊れそうだった心が
ゆっくりと深呼吸を始める
昼でも夜でもない
夕暮れの一瞬にひっそりと
目の前に広がる二色の街
速度の遅い左に
細粒のようなモザイクな右
切なさが込み上げ
穏やか日常を思い出す
歩くこと 歩き出すこと
BGMのテンポを上げて
あの空が現実になるように
今日も鼻歌を歌い
ガラスに映る自分に
さよならを告げる
画像提供元:Pexels

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